2/19 新型コロナウイルス感染症の現状

更新日:2020年3月12日

いろいろな人が、それぞれの想いを持ってウィルス(やその周辺環境)と戦っております。地域のクリニックとしての当院の対応と情報提供です。


最終更新 2020.2.19 9時


以下の文章に関しては、医療者の冷たい判断と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回のような感染拡大時には限られた医療資源をいかに合理的に分配・利用していくかという視点が重要なため記載させていただいておりますので、ご一読ただければと思います。



新型コロナウィルス(COVID- 19)の世界的な感染拡大が認められております。 日本国内でも更に感染拡大が懸念されるため当院では以下の対応を継続とさせて

いただきます。


・スタッフ(受付・看護師・医師)マスク着用にて診察・対応

・初診患者さんの問診にて渡航歴など詳細確認

・呼吸器症状で来院された患者さんへのマスク着用義務

・新型コロナウィルス感染が疑われる場合には、指定の医療機関に紹介受診




<新型コロナウィルスへの感染や症状発症が心配なかたへ>


毎日のようにメディアでの報道もあり、不安になることは当然で、当院への相談や受診をされる方も日に日に増えてきております。


先ず、現時点では有効な治療法もなく、しっかりとした知識を基に普段からの手指衛生などの予防の他に手立てはないため、風邪症状がある場合には手指衛生に加えて、咳エチケットの徹底や外出控えるなど心がけましょう。


また、現在新型コロナウィルスの検査(PCR検査)の民間委託が始まり検査可能数が増えましたが、新型コロナウィルス感染者には症状が軽度な人や無症状の人も多くいます。

現時点で、症状(発熱や咳など)が軽度である人や無症状の人が、ウィルス検査をする必要はありません。

それは、たとえ早く感染が見つかったとしても有効な治療方法に変更はないためです。


※現在行われている明らかな濃厚接触者の検査は除きます。

※しかし、既に感染ルートの特定が困難となってきているように、このまま感染拡大が続くと感染者の予測に際して”濃厚接触”や”湖北省”と言ったキーワードや、感染ルートを追うこと自体の必要性が低くなってくることが予想されます。


なので、コロナウィルスであっても、インフルエンザであっても、その他の感染症であっても入院を要するような状態でなければ、可能な限り基幹病院の受診は控える必要があります。そうしないと、その他の疾患も含めて本当に入院での治療が必要な人が、必要な治療を受けられなくなってします。



<基幹病院受診の目安>

 ※あくまで目安です


・37,5℃以上の発熱が4日以上持続している

・だるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある


 ※ ただし、高齢者や基礎疾患

  (糖尿病・心不全・COPD・抗がん剤治療・透析など)

   のある方や、妊婦の方は早めに相談してください

 ※ 子どもに関しては、他の感染症と同じく

   水分摂取の低下などみられる場合には

   早めに相談してください


→ 基幹医療機関受診の前に、先ずはお近くの保健所や、かかりつけ医療機関に電話相談、もしくは下記に記載の専用ダイアルでの相談を心がけてください



<現時点で新型コロナウィルスに関してわかっていること>


・中国での新規の患者数はピークを過ぎてきている

 ※春節が終わり人の移動が再度生じるので

  今後の経過に注意は必要です。

・ヒトからヒトへの感染が起きている

・感染している人の咳やくしゃみから生じる「しぶき」を吸ったり、ウイルスが含まれる

 痰や唾液などを触った手で口や目、鼻を触ることで感染が起きている。  (飛沫感染・接触感染)

・潜伏期間 最長14日程度

・アルコール消毒や石鹸の使用は効果的。

・子どもへの感染は少ない 感染しても重症化は稀

・若者の重症化は少ない

・重症化は高齢者に多い

・採血検査での好酸球低下は1つの指標になるかもしれない


※飲食店やバス・電車などの同じ空間にいたということだけで感染する空気感染は現時点では否定的です。




<現時点で有効とされている対策>


・咳などの症状がある場合や、

 人混みや満員電車などでのマスク着用  (正しい使い方は下のリンク参照)

・アルコールでの手指消毒や石鹸での手指洗浄

※上記2項目は人が集まるところに行く場合などは特に徹底していただければと思います。


・室内の換気



<新型コロナウィルス肺炎の疑い項目>


曝露歴

 ・新型コロナウィルス感染が確定した方

  と濃厚接触歴がある

 ・14日以内に湖北省へ滞在歴のある方、

  もしくはそのような方と濃厚接触歴

  のある方

  ※濃厚接触歴

   →同居や長時間の車内・航空機内など

かつ

発熱・呼吸器症状

 ・発熱(37.5℃以上)・咳・痰・呼吸困難感

  などがある 

の両方に当てはまる人や、肺炎で入院の必要がある人が

詳細な検査対象となっております。


・インフルエンザのような迅速検査(簡便に即日結果が判定できる検査)は未だ無く、新型コロナウィルス感染症に特化した治療法も確立されていないので、無症状の人や、発熱・軽い咳のみの人、また ”心配だから念のため”という場合の検査はできません(※2020年2月19日現在




参考


マスクの正しい使用法(Yahooニュース) 国立国際医療センター 忽那賢志

※しっかり鼻まで覆って、こまめに交換、使い回しはしない

厚生労働省 新型コロナウィルスに関するQ&A


妊婦の方へ 日本産婦人科学会


今後も情報が更新され次第、当ページにてお知らせさせていただきます。




新型コロナウィルス専用ダイアル

・茅ヶ崎市 

帰国者・接触者相談センター(2020年2月7日9時〜)

TEL:0467-55-5395

FAX:0467-82-0501

9時〜21時(土日・祝日含む)


・神奈川県:2020年1月25日より

TEL:045-285-0536

(平日)  8時30分から17時15分

(土日休日)10時00分から16時00分


・厚生労働省:2020年1月28日より

TEL:03ー3595ー2285

9時〜21時

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